岡元麻理恵・訳 紀伊國屋書店 1500円 [Amazon]
フランスで人気のコミック・エッセイ。パリのアパルトマンでお留守番をするイヌとネコのお話。ページ毎に完結するぶつ切りの会話に犬猫らしさを感じる。★★★★
★★★☆
ダーシェンカ Dasenka
伴田良輔・訳 新潮社/新潮文庫 400円 [Amazon]
絵本。ダーシェンカはフォックステリアの小犬。「ダーシェンカのための八つのおとぎ話」は、“やんちゃでおちゃめなダーシェンカをなんとかして静かにさせようと、作者がそばで語って聞かせる寝物語”。うっとりするようなモノクロ写真集「ダーシェンカのアルバム」付き。原著とは構成が違うとあるが、ぜんぶ見たいなあ。なんとも心あたたまる一冊。(白耳)★★★★
ダーシェンカ 小犬の生活 DASENKA cili zivot stenete
伴田良輔・訳 新潮社/新潮文庫 400円 [Amazon]
『ダーシェンカ』の続編。1933年に出版された『ダーシェンカ』第一章の全訳。わかりにくいな。1933年の原著『ダーシェンカ』がどうなっているかというと、第一章『ダーシェンカ、あるいは小犬の生活』、第二章『小犬の写真を撮影するには』、第三章『ダーシェンカのための八つのおとぎ話』、第四章『ダーシェンカのアルバム』という四部構成。つまり先に出た『ダーシェンカ』は二章以下で、本書『ダーシェンカ 小犬の生活』が第一章。訳者の解説に“第一章は残りの章と文体も少しことなり、あらためて独立して一冊にまとめたいと考え”「続編」とした、という説明あり。★★★★
アンジュール ある犬の物語 Un Jour, Un Chien
BL出版 1300円 [Amazon]
ある日、犬は疾走する車の窓から投げ捨てられる。犬は車を追って走り、あきらめ、佇み、また歩き出す。長いさすらいの日々。やがて犬はひとりぼっちの子どもと出会い――。★★★★★
LOST ロスト Lost And Found Pet Posters From Around World
株式会社トランネット・訳 アーティストハウス 1200円 [Amazon]
著者が10年かがりで世界中から集めたという「ペット探し」のチラシ100枚を収録した本。気分がふさぐときは読まないほうが無難。読むというより見るか。どの国の人もいなくなったペットを探す気持ちは同じである。巻末の「迷子ペットのポスター作りのヒント」は親切。ただ、書き文字ふう書体がわたしのようなばあさんには読みづらい。(2003.3.30 白耳)★★★★
▽「LOST」委員会の「LOST&FOUND」運動どうして犬が好きかっていうとね Why We Love Dogs
江國香織・訳 竹書房 980円 [Amazon]
かわいくておもしろい犬の写真集。作者は動物写真を得意とする写真家。訳者はここのところ絶好調の江國香織。姉妹本『どうして猫が好きかっていうとね Why We Love Cats』もあります。こちらは松本侑子訳。★★★☆
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