犬の名前4


 さいきんのヒットは「バルザック」。バルザックはすらりとした雄のMIXで、太郎や次郎でもしっくりくる感じだが、名を聞いて以来、おフランスな雰囲気に見えるから不思議だ。

龍馬」というヨークシャー・テリアがいる。知り合ってすいぶん経つが、つい先日、住まいを知った。その家の姓は坂本ではなかった。

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 余談だが、故色川武大の飼い猫の名は「イロカワ」だったという。ある日、知り合いの作家が色川宅に電話すると、夫人が「イロカワが死んじゃったのよ!」という。仰天して駆けつけると……いつか読んだ追悼文より。

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 我が家の「テス」の聞き違いは相変わらず続いている。「ペス」「テツ」は定番として、さいきん「デス」という新作が出た。なにやら不吉だが、助動詞の「です」と思えば面白くもある。むかし知人が飼っていたアヒルの名は「どうして」だった。

さいきん知り合った犬たち。
 シーザー(ゴールデン・レトリーバー)、ロビン(エアデール・テリア)、ポロ(ビーグル)、ココ(アメリカン・コッカー・スパニエル)、チャッピー(ビーグル)、チビラ(シー・ズー)、ジョン(キャバリア・キングチャールズ・スパニエル)、ロビン(アラスカン・マラミュート)、アラン(シー・ズー)、ザエモン(ビーグル)、瑠美(チワワ)、パル(ボーダー・コリー)、モカ(mix)、さくら(コーギ)、エール(ラブラドール・レトリーバー)、まさるくん(mix)、バロン(ミニチュア・シュナウツァー)、オスカー(ジャーマン・シェパード)、シロ(mix)、リリー(ラブラドール・レトリーバー)、マル(ゴールデン・レトリーバー)、ピース(ヨークシャー・テリア)、マロン(mix)、ジェイ(mix)、オットー(mix)、グーコ(シェトランド・シープドッグ)、沙羅(ノーフォークテリア)、猪木(ゴールデン・レトリーバー)……まだまだいるが、残念ながら名前を聞きそびれている。(2001.10.5)



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